失業保険を受給中でも、生活費を増やすためにアルバイトやパートをしたいと考えている方は多いでしょう。
しかし「失業保険をもらいながら働いていいの?」「週に何時間まで?」「いくらまで稼げるの?」といった疑問を持っていないでしょうか。
実際のところ、失業保険をもらいながらでも一定の条件を満たせばアルバイトやパートで働くことは可能です。
この記事では、失業保険を受給しながらアルバイトやパートで働くための条件や制限、申告方法などを解説します。
本記事を読めば、ルールを守りながら賢く収入を得る方法がわかります。再就職までの期間を有効に活用して、経済的な不安を減らしましょう。
失業保険とバイト・パートの基本をわかりやすく解説!
失業保険は、会社を辞めて仕事を探している間、生活を支えてくれる心強い味方です。
正式には「雇用保険の基本手当」といい、次の仕事を見つけるまでの間、お金の心配をせずに就職活動に集中できるように国がサポートしてくれる制度です。
失業保険とは?
失業保険は、働いていた人が仕事を失ったときに、次の仕事が見つかるまでの生活を支えるための制度です。
正式には「基本手当」と呼ばれ、雇用保険に加入している労働者が対象となります。
この制度は、あなたが仕事を探している間の収入を確保し、安心して求職活動に専念できるように設けられています。
失業保険は単なるお金の支給ではなく、次の仕事に就くための支援という側面もあります。
そのため、受給中は積極的に求職活動を行うことが前提となっています。
アルバイトやパートタイムで働いていた方も、一定の条件を満たせば失業保険を受け取ることができます。
具体的には、雇用保険に加入していた期間や離職理由などによって、受給できるかどうかや、もらえる金額、期間が決まります。

アルバイト・パートでも雇用保険に入れるの?
「アルバイトやパートだと、失業保険はもらえないんじゃ…」と心配な方もいるかもしれません。
しかし、アルバイトやパートでも、以下の条件を満たせば雇用保険に加入でき、失業保険をもらう権利があります。
雇用保険に加入できる条件
- 週の労働時間: 週に20時間以上働くこと
- 働く期間: 31日以上働く見込みがあること
上記の条件を満たしていれば、雇用保険に加入できます。アルバイトやパートを辞めた後、条件を満たせば失業保険を受け取れる可能性があるのです。
シフト制のバイト・パートはどうなる?
「シフト制で毎週働く時間が変わる場合はどうなるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
シフト制の場合でも、1週間の平均労働時間が20時間以上であれば、雇用保険の加入対象になります。
たとえば、ある週は15時間、別の週は25時間働く場合、平均して20時間以上なら問題ありません。
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失業手当をもらいながらアルバイト・パートはできる?
結論から言うと、失業手当(基本手当)をもらいながらアルバイトやパートで働くことは可能です。
ただし、いくつかの重要な条件や制限があります。労働時間や収入によって失業手当の支給額が調整されたり、場合によっては一時的に支給が停止されたりすることがあります。
アルバイトをしたらハローワークに報告する義務がある
失業手当を受給中にアルバイトを行った場合、その日数や収入額を必ずハローワークに申告する義務があります。
申告は次回の失業認定日に行い、「就労状況・収入等申告書」に記入して提出します。申告する内容には、働いた日、労働時間、賃金額などが含まれます。
申告を怠ったり、虚偽の申告を行ったりした場合は、不正受給とみなされる可能性があります。
不正受給が発覚すると、不正に受給した金額の返還だけでなく、その額の2倍の額を追加で納付するという厳しいペナルティが課されることがあります。
さらに、今後の失業手当の受給が一定期間できなくなるなどの制裁措置も取られる可能性があります。
不正受給のリスクを避けるためにも、アルバイトを始める前にハローワークに相談し、正確な申告を行うことが非常に重要です。
少しでも不明点があれば、ハローワークの担当者に確認するようにしましょう。
働く時間や収入によって失業手当はどう変わる?
アルバイトをしても失業手当が必ずしも支給停止になるわけではなく、労働時間や収入の程度によって支給が調整されます。具体的な調整の仕組みは以下の通りです。
- 週20時間以内の短期アルバイト
- 1日4時間以上の労働が続く場合
- 1日4時間未満の労働
週20時間以内で少額の収入であれば、失業手当の支給が調整されるだけで、給付そのものは継続されます。この場合、次回の「失業認定日」に、アルバイトをした日数や収入を正確に申告する必要があります。
1日4時間以上の労働を複数日続けると、失業の状態とみなされにくくなり、給付停止や不支給になる場合があります。特に週5日以上、1日4時間以上の労働が続く場合は、本格的な就労とみなされる可能性が高まります。
1日4時間未満の労働であれば「部分的な労働」とみなされ、通常の失業手当の一部が支給されます。ただし、日額からアルバイト収入に応じた調整が行われるため、収入が多いほど支給額は減少します。
労働日数や収入による支給調整は複雑なため、具体的な金額については個々の状況によって異なります。自分のケースがどのように取り扱われるか、事前にハローワークで確認しておくことをおすすめします。
月収はいくらまで大丈夫?
アルバイトでの月収が一定額以上になる場合、失業手当が一時的に停止される可能性があります。
具体的には、アルバイトの賃金が「賃金日額の100分の80以上」になると、その日の失業手当は支給されません。
例えば、失業手当の日額が5,000円の場合、1日のアルバイト収入が4,000円(5,000円の80%)以上になると、その日の失業手当は支給されなくなります。
月収で考えると、失業前の賃金の8割程度の収入がある場合、失業手当の支給が大幅に減額されるか停止される可能性が高くなります。
また、アルバイトの収入が失業前の賃金と同等かそれ以上になる場合は、失業状態ではないと判断され、失業手当の受給資格を失うこともあります。
収入による影響は個人の状況によって異なるため、具体的な金額についてはハローワークで確認することをおすすめします。
大事なのは「仕事探し」と「バイト」のバランス
失業手当は、次の就職に向けて積極的に求職活動を行う人を支援するためのものです。
そのため、ハローワークではアルバイトをしながらも、求職活動が十分に行われているかを確認します。アルバイトが多くなると、求職活動をしていないと判断されることもあり、給付に影響が出ることがあります。
求職活動とアルバイトのバランスを取るためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- 求職活動を優先し、アルバイトはあくまで補助的な位置づけにする
- 求職活動の実績(応募書類の送付、面接参加など)を記録しておく
- ハローワークでの職業相談や職業訓練なども積極的に活用する
- アルバイトの時間帯が求職活動の妨げにならないよう調整する
- アルバイト先で正社員登用の可能性があれば、その旨をハローワークに伝える
アルバイトは生活費の補填や就業経験を積む機会として有効ですが、失業手当の本来の目的である「次の就職に向けた活動」を妨げないようにすることが重要です。
不安なときはハローワークに相談しよう
失業手当受給中にアルバイトをする際は、事前にハローワークに相談しておくと安心です。
求職活動と並行して働ける範囲や収入額の目安をハローワークから確認することで、不正受給のリスクを避けられます。
ハローワークでの相談時には、以下の点を確認しておくとよいでしょう。
- 自分の失業手当の受給資格や支給額
- アルバイト収入が失業手当に与える影響(減額、支給停止など)
- 申告が必要なアルバイトの条件(労働時間、収入など)
- 求職活動として認められる活動内容
- アルバイトと求職活動の両立に関するアドバイス
ハローワークの担当者は、あなたの状況に合わせて具体的なアドバイスを提供してくれます。
不安な点や疑問点があれば、遠慮せずに質問し、納得のいくまで説明を受けるようにしましょう。
失業保険の手続きには退職ジャパンがおすすめ
失業保険の申請手続きは複雑で、書類の準備や申請のタイミングなど、わからないことが多いものです。
間違った申請をすると、給付が遅れたり、受給額が減ったりするリスクもあります。
退職ジャパンでは、失業保険申請のプロフェッショナルが、あなたの状況に合わせた最適な申請方法をアドバイスします。
書類の準備から申請手続き、ハローワークでの対応まで、一人ひとりに合わせたサポートを提供しています。
特に、失業保険受給中にアルバイトやパートを検討している方には、収入制限や申告方法など、不正受給にならないための重要なポイントをアドバイスします。
無料相談も実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。
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雇用保険とは?
ここからは、雇用保険について詳しく解説します。
雇用保険は失業したときの保険制度
雇用保険は、働く人が失業したときや育児・介護のために仕事を休むときに、一時的に収入を保障し、生活の安定と再就職を支援するための公的な保険制度です。
主な給付には、失業したときの「失業手当(基本手当)」、育児休業中の「育児休業給付金」、介護休業中の「介護休業給付金」などがあります。
この制度は、突然の失業や予期せぬライフイベントに対する経済的な備えとして機能します。
保険料は労働者と事業主が分担して負担し、国の制度として運営されています。
雇用保険は働く人を守るセーフティネットであり、アルバイトやパートタイム労働者も条件を満たせば加入できます。
雇用保険に入るメリット
雇用保険に加入すると、失業したときに「失業手当(基本手当)」を受け取れるため、次の仕事が見つかるまでの生活費を確保できます。
これにより、経済的な不安を減らしながら、自分に合った仕事を探す時間的余裕が生まれます。
また、育児や介護で休業するときには「育児休業給付金」や「介護休業給付金」が受け取れるため、長く働き続けるための支援も受けられます。
さらに、職業訓練を受ける際の給付金や、早く再就職した場合の「再就職手当」など、様々な給付制度を利用できるのも大きな利点です。
雇用保険は失業時の保障だけでなく、あなたのキャリア形成や生活設計をサポートする総合的な制度なのです。
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失業保険の受給条件と手続き
次に、失業保険を受給する条件と手続きの流れを紹介します。
失業保険をもらうための条件は?
失業保険を受給するには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず基本となるのは、雇用保険に一定期間加入していることです。具体的には、離職前2年間に12か月以上の被保険者期間が必要です。
ただし、倒産や解雇などの会社都合による離職の場合は、離職前1年間に6か月以上の被保険者期間があれば受給資格が得られます。
また、「失業状態にあること」も重要な条件です。失業状態とは、働く意思と能力があるにもかかわらず職に就けない状態を指します。
自己都合退職や会社都合退職に関わらず、積極的に求職活動を行っていることが求められます。
ハローワークに定期的に通い、求職活動の実績を報告することで、失業状態であることを証明する必要があります。
アルバイトやパートタイム勤務でも、上記の条件を満たせば失業保険の受給資格を得ることができます。
働き方に関わらず、条件を満たしていれば平等に保護される制度となっています。
雇用保険の加入要件と対象者
雇用保険の加入要件は、労働時間と雇用期間に基づいて判断されます。
週20時間以上働き、31日以上の雇用見込みがあれば、原則として雇用保険に加入することになります。
この条件はアルバイトやパートタイム労働者にも適用されるため、短時間労働者でも条件を満たせば雇用保険の被保険者となります。
雇用保険の対象者は幅広く、正社員、契約社員、パート、アルバイト、派遣社員など、雇用形態を問わず条件を満たす労働者が含まれます。
ただし、公務員や65歳以上で新たに雇用された方などには一部例外があります。
雇用保険に加入していれば、失業した際に基本手当を受け取る権利が生じますが、実際に受給するには「離職前2年間に12か月以上の被保険者期間があること」などの追加条件を満たす必要があります。
短期間のアルバイトでも、過去の雇用期間と合算して条件を満たせば受給できる可能性があります。
失業保険の申請方法は?
失業保険を申請するには、ハローワークで所定の手続きを行う必要があります。
まず、離職後にハローワークを訪れ、求職の申込みと失業認定の申請を行います。この際に必要な書類は以下の通りです。
- 離職票(雇用主から発行される)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 写真2枚(最近の証明写真)
- 印鑑
- 預金通帳(本人名義のもの)
- マイナンバー確認書類
申請後、失業認定日が指定され、その日にハローワークで失業の認定を受けます。
認定を受けるためには、前回の認定日から今回の認定日までの間に求職活動を行ったことを証明する必要があります。
具体的には、企業への応募や面接参加、ハローワークでの職業相談などが求職活動として認められます。
失業の認定を受けると、指定された銀行口座に失業保険が振り込まれます。支給は原則として4週間に1回で、失業の認定を受けた日から約1週間後に振り込まれることが多いです。
手続きや申請方法に不明点がある場合は、ハローワークの窓口で相談するとよいでしょう。
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失業保険受給中にアルバイトをするメリット
失業保険をもらいながらアルバイトをすることには、いくつかのメリットがあります。
働き方によっては失業保険の受給額に影響が出る場合もありますが、上手に活用すれば、経済的な安定や再就職への近道につながる可能性があります。
月に10万円以上の収入を得られる場合がある
失業保険を受給中でも、一定の範囲であればアルバイト収入を得ることが可能です。
たとえば、アルバイトで月に10万円程度の収入を得ることができる場合、失業保険と合わせて生活費を補うことができます。
これにより、経済的な不安を軽減し、安心して求職活動に専念することができます。
具体的には、時給1,000円のアルバイトを週5日、1日4時間(週20時間)働いた場合、月に約8万円の収入になります。
これに失業保険の給付を加えると、失業前の収入に近い金額を確保できる可能性があります。
ただし、アルバイト収入が増えると失業保険の支給額が調整されるため、総収入が思ったほど増えないこともあります。
アルバイト収入を得るメリットは経済面だけではありません。規則正しい生活リズムを保ちやすくなったり、社会とのつながりを維持できたりするという精神的なメリットもあります。
失業中の空白期間をアルバイト経験で埋められるため、次の就職活動にもプラスになることがあります。
次の正社員就職につながる可能性も
アルバイトを通して仕事の経験やスキルを積むことができるため、次の正社員や契約社員の職につながる可能性があります。
アルバイト先での実績が評価されて直接雇用につながったり、あるいはアルバイトをしながら業界の動向や人脈を築くことで、就職活動に役立つこともあります。
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失業保険受給に関するよくある質問
ここでは、失業保険受給でよくある質問をまとめて紹介します。
失業保険の金額はどうやって決まる?
失業保険の金額は、あなたが会社を辞める前の給料を基に計算されます。
具体的には、過去6ヶ月間の給料の合計を180で割った金額(賃金日額)を基準に、年齢や雇用保険に加入していた期間などに応じて、失業保険の日額が決まります。
失業保険はいつまでもらえる?
失業保険をもらえる期間は、年齢や雇用保険に加入していた期間、会社を辞めた理由などによって異なります。
一般的には、90日から360日の間で、個別の状況に応じて決まります。
不正受給のリスクとは?
失業保険の不正受給は法律で厳しく禁じられており、発覚した場合には罰則が科されることがあります。
虚偽の申告や、不正な手段で受給を行うと、返還を求められるだけでなく、刑事罰が科される可能性もあります。正確な申告を行い、適正に受給することが重要です。
内職や手伝いも労働に含まれる?
失業保険の受給中は、内職や家族の手伝いも労働とみなされます。
そのため、内職や手伝いなどの活動を行った場合はハローワークに申告が必要です。申告しないと不正受給と判断される可能性があるため注意しましょう。
失業保険の受給資格は?
失業保険の受給資格については、雇用保険に一定期間加入していること、そして失業状態にあることが基本的な要件です。
自己都合退職や会社都合退職の理由によっても受給資格は異なりますが、基本的には失業状態であり、求職活動を行うことが必要です。
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失業保険とアルバイト・パートを賢く両立しよう
失業保険受給中のアルバイトやパートは、条件を守れば可能です。ただし、アルバイト・パートをする場合は、必ずハローワークに申告しましょう。
アルバイト・パートの収入や労働時間によって、失業保険の受給額が調整されたり、支給が停止されたりすることがあります。
働きすぎると失業保険が減額・停止になる可能性があるので、ハローワークに相談しながら、自分に合った働き方を見つけましょう。
アルバイト・パートは、経済的なメリットだけでなく、再就職への足がかりになる可能性もあります。
もし、失業保険の受給に関するお悩みや不安があれば、「退職ジャパン」へ相談してみましょう。
今回の記事で解説した内容を参考に、自身の状況に合った働き方を見つけてください。
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